「担当者不在」の壁を突破する戦略的テレアポ術
「担当者はあいにく席を外しておりまして…」「申し訳ございません、営業のお電話は全てお断りしております」
あなたの営業担当者は、この「受付」という名の鉄壁の要塞を前に、今日も無駄な弾を撃ち込んでは、心をすり減らしていませんか?問題は「トーク内容」や「熱意」ではなく、そもそも「キーパーソン」に辿り着けていないことにあります。
なぜテレアポは失敗するのか?
テレアポがうまくいかない最大の理由は、「誰に電話をかけるか」という戦略が曖昧なことです。
受付の役割を理解する
受付の方は敵ではありません。彼らの仕事は「不要な電話を断ること」も重要なミッションの一つなのです。
権限のない相手に頼んでも無駄
「とりあえず営業担当の方を…」という曖昧な依頼では、受付の方も断るしかありません。
私たちがまず攻略すべきは、担当者ではなく、この「受付」という関門なのです。相手の役割と心理を理解し、賢く立ち回ることが重要です。
受付突破の4つの戦略
1
役割指定で思考停止させる
「営業担当者」ではなく「〇〇(商品名)の販売戦略についてご担当の責任者様」と具体的なミッションで呼び出しましょう。
2
ひと手間で信頼を獲得する
事前に問い合わせフォームから連絡しておき「先日お問い合わせした〇〇です」と切り出せば、「対応すべき用件」として扱われます。
3
社長狙い撃ちでトップダウン
会社のホームページや社長のSNSを徹底的に読み込み、具体的な理由を添えて社長に直接アプローチしましょう。
4
情報収集に徹し次の一手を用意
「担当者のお名前だけでも」「何時頃お戻りになりますか?」と情報を引き出し、次回の武器にします。
明日から使える!受付突破の実践フレーズ
「担当者不在」と言われたら、こう切り返してみてください:
「ご丁寧にありがとうございます!でしたら、3時頃に改めさせていただきますね。ちなみに、お戻りになられましたら、『営業ご担当の田中様宛てに、〇〇社の△△からお電話があった』とお伝えいただけますでしょうか?」
もし田中様という方がいれば「知り合い」だと思われ、違っても「担当は佐藤です」と正しい情報を教えてくれるかもしれません。この小さな駆け引きが、閉ざされた扉をこじ開ける第一歩になります。
このテクニックをチームで共有して、組織として「受付突破の型」を構築しましょう。個人の頑張りやセンスに頼るのではなく、誰もが再現できる戦略を持つことが重要です。
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